息子が劇症型心筋炎になりました。

長男3歳8ヶ月、2019年8月9日入院からの記録です。

2019年8月7日

この日はものすごく暑い日でした。

 

夜、自宅から車で1時間半くらいの離れた場所で花火大会がありました。

元々花火大会は好きだったけれど、

子供たちと行く花火大会はそれはそれは大変で(お子さんいる方ならなんとなくわかるはず…)

なんとなく憂鬱で、でも夫がたまたま仕事が休みになってなんとなく行こうか!ってなった記憶があります。

 

夕方、日が暮れ始めて夕日がとっても綺麗でした。

この日は目の前の用水路にザリガニがたくさんいるのを夫が見つけていたので保育園から帰ったいっしーに伝えると

取りたい!取りたい!と喜び、夫と二人で網を使って取ってました。

虫かごいっぱいになったザリガニを見て嬉しくなったいっしーは用意をしている私に見せたかったみたいで玄関から

「マーマー!みーてー!めっちゃいるー!」

と騒いでました。

 

初めてのザリガニに興奮して夫に指は入れちゃダメ、挟まれるよ!と言われても指を入れて挟まれて痛いー!と騒いで…でも喜んでました。

 

少しだけ紹介します。

とにかく生き物が大好きな長男いっしーです。

2015年生まれの3歳です。

 

虫はもちろん爬虫類も両生類もウエルカム。

男の子らしい、というのもなんですがこんなに好きになるんだね…?ってくらい日々虫や生き物の動画を観たり図鑑を延々と眺めたりしてました。

 

普段は保育園に通っていてどちらかというと身体も丈夫で運動神経も良い方。

 

体操をやっていた夫の影響もあり鉄棒も好きだしマット運動(っていう認識は本人はないけど…)も好んでやってたり。

 

話、戻ります…w

 

そんなこんなで花火大会に行って

19時半から1時間くらい花火をみました。

綺麗な川の近くにある地元感漂う素敵な花火大会でした。

 

花火大会が終わって夕ご飯は近くで食べて行こうか、と話していたので

最寄りの飲食店へ。

途中セミの鳴き声がすごく聞こえて夜なのにセミ取りに勤しむいっしーの姿が今でもはっきり覚えてます。

セミいっぱいいるねー!すごいねー!」

とっても嬉しそうでした。

 

結構腹ペコで入店したので私と夫の空腹具合で色々頼んで子供たちに分けよう、ってなったんですが…

 

振り返るとこの時点からいっしーは少し様子がおかしかった。

 

にっしーは元々食欲旺盛でよっぽどのことがない限り食べないなんて考えられない子。

この時もたくさん食べてました。

一方でいっしーは普段からあまりご飯は食べない。野菜も嫌い。

ポテトサラダのハムを少し食べて、白米を口のそばに持っていっても

 

「いらない、ねむいで」

 

と言うばかりでした。ソファにもたれてつまらなそうにする姿を覚えてます。

大好きなカルピスもそんなに飲まない。

 

少し心配になりながらも花火大会で疲れちゃったのかな、

だから保育園でお昼寝したけどねむいのかな…

くらいにしか思えず。

 

帰りの車の中では眠いと言ってたくらいだからかすぐ寝た。

家に到着。

時間も遅いしお風呂に入れてすぐ寝ました。

私も疲れてしまい残っていた家事もせず就寝しました。

 

なんでもないこの日から不安な日々が続くなんて思いもしませんでした。

 

稀にみる病気、とか何万人に一人の病気って テレビの世界だけだと思ってました。

 

ある日突然ってありえないと…

 

晴天の霹靂ってこういうことをいうんじゃないかって今なら思います。

 

我が子が突然命の危険にあうなんて普通の親なら絶対思わないと思います。

 

でもそれって絶対じゃないんだ、って初めて身をもって知りました。