2019年8月9日(1)
深夜3時頃
「おなかがいたい」
連呼するいっしーに起こされました。
便秘だったかな…?
何か悪いものたべたかな?
いや夕ご飯食べたものもそんな無いし、第1こんなに時間たってからおなか痛いって。
いつもみるいっしーの笑顔とはかけ離れた、
痛みに耐える顔を見るのが辛くて私の手をお腹にあててとにかくあっためてあげようと思い抱きしめていました。
うんちじゃない?トイレいかない?と聞いても
「うんちじゃない」
5分起きに
「おなかいたい!いたい!」
と叫ぶようなこともありました。
等間隔ではないけどとにかく痛がる様子を見てるのは辛く、なにが理由なのかわからず
でもなんとなくの勘というのか
なんかやばいかも
と思いました。
このなんかやばいかも、が後にかなり影響を及ぼすなんて誰もわかるはずもなく。
朝7時
「ママ、おなかいたいよー」
何時に寝たかわかりませんでした。
限界がきていっしー私も気を失うように寝てたみたいでした。
やっぱりお腹痛いの治ってないんだ。
寝たのになんで、温めてたのになんで、と疑問しかなく
旦那を起こして夜中からの経過を伝えました。
旦那も便秘的な感じじゃないの?みたいな大したことないだろう、とみてたけど
なんだか私の中では今すぐ病院に行かなくちゃやばい、となったのか不思議でした。
私の母は幼い時から多少具合が悪くても病院に連れてってくれる親じゃなかったんですが、
(今なら虐待になってしまうかも…多分3人の、子供を連れて行くことができなかったからだと思ってます)
私が3歳の頃から小児ぜんそくで発作が起きそうな時は慌てて連れて行ってくれました。
それは死ぬ病気だということを言われていたからだと思います。(大人になってから聞いた話です、当時はわからずとにかく苦しかった記憶しかありません)
なにが言いたいかというと…
私自身も病気とか怪我に対してそんなに大したことないだろう?という思考が植え付けられてしまい、ちょっとしたことで病院いかなくてもいいんじゃない?とそれまでは思っていたんです。
ただ、この時はなぜか
急いでいこう、これ以上待てない、としか考えられませんでした。
8時半になってかかりつけの小児科が始まったので電話をしました。
元々web &電話予約しか診察を依頼する方法がないので普段はwebで予約してましたが、患者が緊急を要する場合なら優先的に診察します、という張り紙を見たことがあったな、と思ったのですぐ電話をしました。
電話が繋がり、
昨晩からの症状を話しました。
食欲不振、水分もあまりとりたがらない(本人曰くまたお腹痛くなるでいらない、とずっと言ってました)
とにかくお腹を痛いを言ってます、と伝えました。
少々おまちください、と言われて数分保留にされた後
では今からこれますか?と言ってもらえたのでいつでもいけます、と伝え、荷物をまとめて小児科に向かいました。
9時 小児科に到着、受付をしてすぐ診察室に呼ばれました。
いつも診察してもらっている先生なので私もすごく信頼していてとても優しい。
お腹の音も大丈夫ということで点滴をしましょう、となりました。
血液検査もさせてくださいと言われ別の処置室へ行きました。
なんの病気なのか、ただの胃腸風邪なのか、
結局わからないまま採血、その後1時間点滴をしました。
その間もお腹痛いと言ういっしー。
結局はっきり診断されたようなことはなく、急性腸炎の疑いと書いてありました。
(かかりつけの小児科だといつも処方箋をもらう会計時に診断された内容、処置した内容が書かれた紙をもらえるので助かってました)
点滴後先生に夕方に再診察させてもらっても良いですか、と言われたので
先生もわからないことなのかな、とそれでも若干の不安がある程度でそこまで深刻な感じには思えなく…一度家に帰りました。
夕方17時になり再度小児科へ。
午後から仕事に行った旦那は不在なので義母さんと 3人小児科へ行きました。
状態はあまり変わりはなく、お腹が痛いと言う様子も変わらなく痛いと言うたびに私はお腹をさすり
大丈夫大丈夫、もうすぐ治るよとしか言えなくて。
今思えばすごく辛かったんだなぁと悔しい気持ちでいっぱいです。
診察室に入り先生に変わらない状態を伝え午前中の血液検査の結果とこれからのことを相談しました。
先生は
時間もこの時間だしお盆にも入ってしまうし容態も心配だからお母さんが決めていいですが大きい病院に紹介状を書くこともできます、
とりあえず午前中と同じ点滴をしましょう、
点滴の前に浣腸をしてもいいですか、
と言われたのでお願いしました。
浣腸は人生初めてだったから相当暴れるだろうなぁと思ったけど想像以上に暴れました。
看護師さん二人と私と3人で抑えてどうにかやっと…という感じでした。
いーやだー!!!と暴れるいっしーを抑えもう少しよもう少しよ!と宥めることしか出来ず無事大量に出てくれたわけですが…
お腹痛いは治らず、
私にずっとべったりしてました。
時計を見ると小児科の診察時間ももう終わりになってきていることに気づき、処置室にはいっしーの他にもう一人男の子がいるのみでした。
浣腸後、点滴を始めて1時間半後、
もう終わるかなというところで先生がやってきて
お母さんどうしましょうか?紹介状だけでも書いておきましょうか?
と声かけされました。
私はそこでもすぐ大きい病院にいくべきなのか悩んでました…理由はたくさんありました。
旦那は仕事でいないし、ずっと義母さんに付き添ってもらうわけにもいかない、
にっしーのことも心配だし家で様子見してても良いのかもしれない…
今となってはそんなこと考えてる自分を責めることしか出来ないですが普通に生活してたらこんなもんだと思います…。
先生には
もし夜に大きい病院で時間外受診した場合5000円取られてしまうからそれが無いって考えるだけでも書いておいて悪いことはないと思うんです、と。
そっか、大きい病院だとそれがあるんだった。
(選定療養っていうんですね、後から知りました)
子供の医療費が免除されてもこれだけは適用外ということだけは知ってたので先生の言う通りにしておこう、
そのくらいの気持ちでした。
もし行くなら今から行ってもいいと思うし夜寝てしまってからだとお母さんたちも大変だから無理はしないでね、と言ってもらえたので
ほんとだなー今から行ったほうがいいか…と
なんとなく…けだるそうな義母さんにお願いして連れて行ってもらうことにしました。
義母さんも義父さんの世話(決して要介護なわけじゃありません…義父さん自身のことも頼んじゃうような人なので…そういうことです)
で大変なのはわかってたから早めに診察が終わって義母さんだけでもすぐ帰ってもらって旦那に迎えにきてもらおうと思ってました。
紹介状を書いていただき、お世話になりましたと挨拶をして小児科をあとにしました。
にっしーを義父さんに頼みに行かなくてはいけなかったので一度家に帰り飲んでる薬やらおやつやらを渡してお願いしました。
義父さんはまだ赤ちゃんのにっしーの面倒を見るのが大好きな人なのでいっといでと送り出してくれたのが一番の救いでした。
18時半頃病院に到着。
おなかがすいた、おにぎり食べたい。といういっしー。
病院の目の前に個人経営のコンビニがあるので寄ったら時間的なものなのかほとんど何もなくて。
ごめん、おにぎりないや、パンにしようか?とおにぎりコールが止まない一悶着もありましたがどうにかパンに切り替えてもらい何個か。
カルピスも飲みたいというので買いました。
日が落ちてきて夕日が綺麗でした。
いっしーも空がきれいね、と言ってたのを覚えてます。
時間時間外初診受付のところに行き問診票を書いて受付を済ませました。
待合室は広くて、診察室がたくさんありました。
時間外でもこんなに人が来るんだなぁと周りを見て驚きました。
いっしーは買ってきたパンを少しかじっては痛いと横になったり、飲み物を飲むのもいつも通りの飲み方はせず少しずつ…
自分のことがわかってなのか、今となってはわからないですがご飯もちゃんと食べれてなかったし本人の食べたいように食べたい量をあげてました。
受付をして1時間程だった頃、アナウンスでいっしーの名前が呼ばれました。
「●番診察室にお入りください」
義母さんに荷物類をお願いして二人で診察室へ。
やっと痛みの原因がわかるかも。
薬貰って今日中には帰れるね、大丈夫だよね。
そんな気持ちでいっぱいだったのですが、
この診察から一気にその感情が崩れていくのが自分でもわかるようでした。